


富山市西部の丘陵地にある「民族民芸村」は、古民家や伝統工芸館が点在する自然豊かな文化施設です。秋になると園内の木々が赤や黄色に染まり、趣ある日本庭園と調和して静かな風情を醸し出します。特に朝や夕方の柔らかな光に照らされた紅葉は、絵画のような美しさです。
園内には、江戸時代から明治期にかけての古民家が移築保存されており、その茅葺き屋根越しに見る紅葉が見どころです。昔ながらの日本の生活風景を彷彿とさせる佇まいと、鮮やかな秋の色彩が絶妙なコントラストを描きます。
木々の間を抜ける散策路は、秋になると落ち葉で覆われ、歩くたびにかさりと音を立てます。紅葉のトンネルを進むような感覚に包まれ、訪れる人々に穏やかな時間をもたらします。