


立山は北アルプス北部に位置する霊峰であり、雄大な山容と豊かな自然が四季折々の姿を見せてくれます。秋が訪れると、険しい岩稜の山肌から高原の湿原、谷あいの池塘に至るまで、あらゆる場所が錦織のように彩られます。雄山や奥大日岳の斜面を覆う草紅葉、みくりが池に映る峰々の姿、雷鳥沢に広がる赤や黄色の大地、そして静かに佇む池塘の水面。どれも立山の秋を象徴する風景です。
立山黒部アルペンルートの中心に位置するみくりが池。その透き通る水面には、雄大な雄山と秋の彩りが鮮やかに映し出されています。澄み切った青空と、山肌を彩る草紅葉とのコントラストは、立山ならではの高山の秋を象徴しています。静寂の池面に広がる景色は、訪れる人々を魅了してやみません。
立山の主峰・雄山を彩る紅葉。山頂付近は雪をまとい、白と緑、そして紅葉の赤や黄色が鮮やかなコントラストを生み出しています。厳しい岩稜の斜面を抱えながらも、山腹には錦織のように色づいた紅葉が広がり、立山の秋のダイナミックな表情を映し出しています。自然の厳しさと美しさが同居する、立山ならではの光景です。
雄山の中腹、岩がちな斜面に鮮やかな紅葉が点描のように広がっています。高山帯特有の荒々しい地形と、そこに息づく草木の彩りが織りなす景観は、秋山の厳しさと美しさを同時に伝えてくれます。紅葉は谷筋や岩陰にまとまりを持って現れ、自然が描いた絵画のような風景を見せてくれます。
立山黒部アルペンルート
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