


立山は冬の訪れとともに白銀の世界へと変わります。雪に覆われた雄山や峰々は、陽光や夕暮れの光を受けて刻一刻と表情を変え、荘厳な姿を見せてくれます。みくりが池の水面に映る静かな山影、雷鳥沢を流れる清流と雪の稜線、そして富山市街地から望む夕映えの峰々。どの風景も、厳しい自然の中に潜む美しさを映し出しています。
沢初冬の雷鳥沢。澄んだ水を湛える沢の流れと岩場の荒々しい風景の向こうに、雪をまとった立山の峰々がそびえています。秋の名残と冬の訪れが同居する時季ならではの光景で、季節の境目にある立山の多彩な表情を感じさせてくれます。冷たい空気と水音が響き合い、静けさの中に生命の力強さが宿る一瞬です。
立山連峰は冬の訪れとともに白銀の衣をまとい、青空にくっきりと浮かび上がります。雪と岩のコントラストが山の立体感を際立たせ、斜面の深い谷筋が大自然のスケールを雄弁に物語っています。秋の名残を残す草地と、新雪に覆われた稜線との対比が、季節の移ろいを感じさせる一瞬です。
♦アルペンルートは毎年4月中旬に開通し、11月下旬から翌年4月中旬までは積雪のため閉ざされます。
立山室堂は以下の場所です。ここを拠点に雄山、みくりが池、雷鳥沢へアクセスできます。