


アメリカ南西部を象徴するモニュメントバレー。赤い大地と青い空のコントラストが印象的ですが、雪が積もる冬には静寂に包まれた別世界のような景観が広がります。ナバホ族の聖地としての神秘性が際立つ季節の一瞬を、35mmリバーサルフィルムで丁寧に捉えました。
アリゾナ州とユタ州の州境に広がるモニュメントバレー。普段は乾燥した赤土の大地が雪に覆われ、異なる表情を見せています。ナバホ族の聖地としても知られるこの地では、冬の訪れが大自然の厳かさをいっそう際立たせています。
左手の特徴的な形をした岩は「ウェスト・ミトンビュート」と呼ばれ、モニュメントバレーを象徴する岩峰のひとつです。赤い岩肌に白い雪が積もる光景は珍しく、冬季だけの特別な表情を見せます。
右側に位置する「イースト・ミトンビュート」は、その名の通り手袋の形をした岩峰で、対をなすウェスト・ミトンとともにこの地を象徴しています。雪を頂いた赤岩が、青い空に映える姿はまさに大自然の造形美です。