


立山の麓に広がる湿原は、秋になると草紅葉で赤や黄に染まり、山肌の彩りと調和して一層鮮やかな景観を見せます。大小の水たまり(池塘)に映る空と紅葉が、風景に奥行きを与え、自然が描いたキャンバスのような美しさを感じさせます。登山道を進む人々の姿は、この大自然に溶け込む小さな存在として印象的です。
高山の湿原に点在する小さな池塘(ちとう)。秋になると周囲の草が黄金色に色づき、水面には柔らかな光が反射します。池塘は高山植物や小さな生き物たちの貴重な生息地であり、静かに佇む水鏡は自然の生命力と季節の移ろいを映し出します。立山の秋を象徴する、繊細で豊かな風景です。
立山連峰の中腹から望む紅葉の風景です。
標高2,400メートル付近では木々が少なく、ハイマツ帯と草紅葉が主役となります。夏の名残をとどめる深緑と、秋を知らせる赤・黄・橙のグラデーションが見事に調和し、立山特有の雄大な地形を際立たせています。
立山黒部アルペンルート
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