


赤目四十八滝 ― 大判カメラが捉えた水の造形
三重県名張市にある赤目四十八滝は、日本の滝百選にも選ばれる渓谷美で知られます。不動滝・千手滝・布曳滝はその代表格で、それぞれに異なる水の流れと表情を見せます。大判カメラならではの緻密な描写により、岩肌の質感、水の透明感、周囲の苔や木々の色彩までもが克明に記録されています。
千手滝は、高さ約15m。岩肌を白い糸のように幾筋にも分かれて流れ落ちる姿が、千手観音の手を思わせることからその名がつきました。水の優雅な広がりが特徴の滝です。
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布曳滝は赤目四十八滝を代表する美しい滝の一つで、落差約30m。岩の段差に沿って幾筋にも水が分かれ、まるで布を垂らしたように流れ落ちます。柔らかな水の表情と、周囲の緑との調和が見どころです。
赤目四十八滝の入口に位置する不動滝は、落差約15mの直瀑。険しい岩壁を真っ直ぐに落ちる水の流れは力強く、訪れる人々を最初に迎え入れる荘厳な存在です。
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